[毎日小学生新聞]連載「本の森」Vol.4 正岡子規『犬』

毎日小学生新聞で連載中の『本の森』1月は正岡子規さんの「犬」を紹介しました。紹介になっているかわからないけど。。誰でも読めるように、いつも青空文庫から選んでいます。
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今年は戌年。えとにちなんだ本ということで、ツマズクさんは「犬」という題名の話を読んだそうです。病床にふせっていた正岡子規が、自分を犬に例えた短い名文。アダナ先生とツマズクさんがひっかかった部分は……。
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ツマズクさんツ) アダナ先生、今年もよろしくお願いします。
アダナ先生ア) ホッホッホ。こちらこそ、よろしくお願いします。
ツ 先生、冬休みに正岡子規さんの「犬」っていう話を読みましたよ。
ア お休みのあいだも読書に夢中だったなんて感心します。
ツ 先生は冬休み、どんなふうに過ごしていらっしゃったんですか?
ア 実はインフルエンザにかかってしまって、寝てばかりでした。
ツ 寝たきり! それはまた大変でしたね。そういえば、「犬」のおしまいには「犬のようにはい回っているのが私だ」って書いてあったなあ。
ア 正岡子規は後年、病床にふせっていた時期が長かったんですよ。7年だったかな。
ツ 7年も! つらかったでしょうね。でも、なんで犬なんだろう?
ア 犬といっても、たくさんの罪を犯した犬ですからね。
ツ 罪を犯してはい回る犬に自分を例えるくらい、つらかったのかな。
ア 寝込んでいるから猫、なんてダジャレも言えない苦しみだったのです。
ツ 納得いきませんよ、その説明では。
ア なんで、でしょうね、本当に。
ツ 罪を犯した猫、っていうのもなんだか想像しにくいですよね。
ア 罪を犯した猫って聞いただけでなぜか滑稽ですよね。
ツ そんなこと言ったら、猫好きの人が怒りますよ!
ア いやいや、僕は猫が好きですから。いいですよ猫は、気まぐれで。
ツ そういえば猫って、わたしたちミミズクとおなじでえとに入っていませんね。
ア まったくですね。
ツ でも、どうして猫が罪を犯すと滑稽なんですか、先生?
ア なぜでしょうね、罪を犯すっていうのは、そもそもルールに従っていないとできないことだからかな。
ツ つまり、猫はもともとルールを守ってないから、罪を犯せないということですか?
ア 猫に聞いてみたいですね。
ツ 猫の世界のオキテは厳しそうだけどな。
青空文庫 『犬』 正岡子規 http://www.aozora.gr.jp/cards/000305/files/50379_39084.html

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